中国共産党１００年：権力集中、強国化の源 | 毎日新聞

中国共産党は7月1日、創建100年の記念日を迎える。1921年の創設時はわずか数十人だったが、2021年には約9514万人と世界でも最大級の執政政党に成長。共産党体制のもと、中国は世界第2の経済大国となった。一党独裁体制が続くのはなぜなのか。100年の歩みを振り返り、その背景を識者に聞いた。 危機と混乱の時代 「長期にわたる努力を経て、中国の特色ある社会主義は新時代に入った。これは我が国の発展の新たな歴史的位置付けだ」 習近平総書記（国家主席）は17年10月の第19回党大会での演説で「新しい時代」の到来を宣言した。党規約には、毛沢東、鄧小平と並んで自身の名を冠した思想が刻まれた。習氏は毛の功績を「站起来（立ち上がる）」、鄧の貢献を「富起来（豊かになる）」と表現。自身の目標を「強起来（強くなる）」と規定し、2人の偉大な指導者の時代との違いを鮮明にした。

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“中国共産党は7月1日、創建100年の記念日を迎える。1921年の創設時はわずか数十人だったが、2021年には約9514万人と世界でも最大級の執政政党に成長”