アフガン迫る撤収期限 「安全」不透明、制約多く 自衛隊退避支援 | 毎日新聞

アフガニスタンからの米軍の撤収期限が8月末に迫り、邦人や日本大使館の外国人スタッフらの退避に向けた自衛隊の支援活動が待ったなしとなっている。日本政府関係者によると、日本時間の26日午後までに航空自衛隊の輸送機がアフガンの首都カブールの国際空港に2度入ったが、退避希望者が到着しておらず、輸送できなかった。イスラム主義組織タリバンが実権を掌握したアフガンの治安は悪化しており、先行きは不透明だ。 外国人も初の対象に 陸自地上部隊投入 「人が多すぎてとてもじゃないが空港内には入れなかった。気温が35度近い中で4時間待ったが、気分が悪くなり、引き揚げるしかなかった」。22日に空港に入ろうとした男性は取材にこう振り返った。男性によると、米軍やタリバンは群衆を散らすため、威嚇発砲を繰り返していたという。 空港周辺ではタリバンが首都を制圧した今月15日以降混乱が続く。空港付近には退避を希望する数千人が押し

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「今回の退避支援。防衛省の先遣隊となる情報収集チームは22、23両日に計10人が出発して現地に入り、同省幹部「ようやく肌感覚の現地情報が届き始めた」」。とはいえ大使館員はとっくに出国。これでは退避支援は無理。