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今週の本棚:持田叙子・評 『岡野弘彦全歌集』=岡野弘彦・著 | 毎日新聞
(青磁社・1万3200円) 家族へ友へ、あふれる慕情 和歌のいのちは恋。恋とは魂を乞うこと。魂と魂が呼び... (青磁社・1万3200円) 家族へ友へ、あふれる慕情 和歌のいのちは恋。恋とは魂を乞うこと。魂と魂が呼びあう詩――それが歌の根源。 すぐれた歌人にして古代学者の折口信夫はそう考えた。その思想を受け継ぐのが高弟の著者。このたび文化勲章をうけ、銘じて全歌集が刊行された。九十七歳。太平洋戦争で学徒動員を経験した。教員として大学紛争に揉(も)まれた。動乱の人生である。恋人へ、家族へ友人へ師へ――慕情あふれる人生でもある。 五十代にも熱くたぎる官能の歌がある。このとき恋する乙女がいたか。乙女が他の男に奪われ、抱かれる姿態を夜の闇にまざまざと幻視する。「耐へがたくまなこ閉づれば白百合の白くづれゆくさまぞ眼にみゆ」。花の白は究極のエロス。切なくあえぐ若い肌の色である。
2022/02/26 リンク