１００年カンパニーの知恵：ブルドックソース／上 2工場制でさらなる進化 | 毎日新聞

＜since1902＞ 調味料メーカーの老舗「ブルドックソース」（東京都中央区）が今月、「ご当地グルメ」と連携した「桐生ソースかつ丼ソース」（業務用）を新発売した。 桐生ソースはうなぎのたれとウスターソースを組み合わせたもので、群馬県桐生市の老舗和食店がヒレカツにこの特製ソースを浸したものをご飯にのせ、カツ丼を提供したのが始まりといわれる。新商品は地元の店主らでつくる「桐生ソースカツ丼会」と共同開発した。長引く新型コロナウイルス禍。まずはソースを通じて桐生への旅の気分を盛り上げ、本場に足を運ぶことができたら実際に桐生の「ソウルフード」を味わってもらう。「地域応援の一助にとの思いも込めた」と、開発担当者は説明する。 そして、このソースを製造するのが埼玉県川口市の鳩ケ谷工場だ。もとは創業の地である東京の八丁堀にあった工場の移転で1935年に稼働した。戦前、この地は鳩ケ谷町。工場は「町で小学校の