エステで強度の脱毛、傷痕だらけに 慌てた店主「やけどするとは…」 | 毎日新聞

鏡に映った体に衝撃を受けた。会社員の男性（24）はエステ店で光を毛根に当てる脱毛施術を受けたが、背中や腹などをやけどし、まだら模様に傷痕が残ってしまった。「出力はマックスで」。深く考えずに店主にそう依頼してしまったことを後悔している。 横浜市に住む男性は4月、東京都内のエステ店を訪れた。肉体美を競うボディーメークコンテストに出場するのが趣味で、2週間後に迫った大会に備えるためだ。 店は知人に紹介され、この日が3回目の利用だった。料金は30分間で5500円。今回は大会前だったためしっかり脱毛しようと考え、最大限の出力を頼んだ。店主はあっさりと了承したという。光を当てられる度に激痛が走ったが、「痛ければ痛いほど脱毛効果が上がる」と信じて我慢した。しかし翌朝、やけどだらけの体を鏡で見てがくぜんとした。 …

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こわ…「全国の消費生活センターなどに寄せられたエステ店での脱毛に関する被害相談は13年度以降、年100～160件ほどで推移している。」

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「知識のない施術者が客の求めに応じて光の出力を上げ、けがをさせるケースが散見される。国は約20年前に通知を出したきりで、その後に具体的な対策をしてこなかった」