イスラム系嫌悪の元米政府高官を逮捕 ヘイトクライム容疑など | 毎日新聞

米ニューヨーク市警は22日、イスラム教の戒律に基づくハラル食品を販売する屋台の従業員男性に対し、執拗（しつよう）に差別的な言葉などを浴びせたとして、ヘイトクライム（憎悪犯罪）の容疑などでオバマ政権時代に国家安全保障会議（NSC）の高官を務めていたスチュアート・セルドウィッツ容疑者（64）を逮捕した。米メディアが伝えた。ソーシャルメディアではここ数日、容疑者が男性にしつこく絡み、差別的な言動などを繰り返す動画が出回っていた。 米国では10月にイスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以降、ユダヤ人やイスラム教徒を標的としたヘイトクライムが増加している。 X（ツイッター）に投稿された動画によると、容疑者は男性に対し、根拠もなく「『この男はハマス信者だ』と書かれた大きな看板を立ててやる」と発言。「お前はテロリストだ。お前はテロを支持している」「パレスチナの子どもを