自傷行為に「頭悪くなるよ」 担任に追い詰められた小2の娘／上 | 毎日新聞

「先生を忘れるために修業してた」 びしょびしょにぬれた小学2年生の長女（当時7歳）は、傘をささずに学校から帰った理由を、リカさん（仮名）にそう説明した。 2022年5月13日午後、長崎県佐世保市内では雨音が聞こえるほどの雨が降っていた。 自宅から学校までは2キロ弱で、子どもの足だと40～50分はかかる。閉じたビニール傘を手に、泣きながらとぼとぼ歩いていたところ、自宅近くを車で通りかかった相談事業所の担当者に出会い、送られてきた。気温は19度。雨にぬれれば寒さを感じるはずだった。 長女は、障害のある児童生徒を対象にした少人数のクラスである特別支援学級の自閉症・情緒学級に通っていた。担任の女性教諭から暴言を吐かれるなど、繰り返し不適切な指導を受けていたという。リカさんには、雨で記憶を流そうとしていたように見えた。 進級前面談での嫌な予感 「今まではお客様扱いでした」。およそ1カ月前の4月6日、

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おそらく「特別支援学級」という制度が運用不可能なのだと思っている。人材が足りない。