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ピロリ菌「全例除菌」を勧めない理由 | 実践!感染症講義 -命を救う5分の知識- | 谷口恭 | 毎日新聞「医療プレミア」
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ピロリ菌「全例除菌」を勧めない理由 | 実践!感染症講義 -命を救う5分の知識- | 谷口恭 | 毎日新聞「医療プレミア」
抗菌薬の過剰使用を考える【15】 多くの日本人が感染しているヘリコバクター・ピロリ(以下「ピロリ菌」... 抗菌薬の過剰使用を考える【15】 多くの日本人が感染しているヘリコバクター・ピロリ(以下「ピロリ菌」)。高齢者のみならず若年者の間でも感染は珍しくなく、しかも無症状であることから集団検診の有用性が指摘され、最近では市民健診や中学生対象の健診でも取り入れられるようになって、早期治療としての「除菌」が普及してきている、というのが前回、解説したポイントです。今回は、その「早期治療」に弊害がないかを検討したいと思います。 2014年度から中学1年生を対象に学校健診でのピロリ菌検査を導入した兵庫県篠山市の検査の流れ ピロリ菌は細菌学的にはらせん状をしたグラム陰性菌(グラム染色で赤く染まる菌)です。細菌ですから除菌には抗菌薬を使います。まずは「1次除菌」が行われます。これは2種の抗菌薬とPPI(プロトンポンプ阻害薬)と呼ばれる胃薬を併用します。これで約7割が除菌に成功しますが、成功率は年々下がってきて