いつ産むのか、産まないのか－－産婦人科医・高尾美穂さんと考える、自分の人生を自分で決めるために知っておきたい選択肢 | 高尾美穂のしなやかな人生を送るヒント | 高尾美穂 | 毎日新聞「医療プレミア」

いつ産むのか、産まないのか－－産婦人科医・高尾美穂さんと考える、自分の人生を自分で決めるために知っておきたい選択肢 希望しない時期の妊娠に対する選択肢が増えつつあります。昨年4月、妊娠中絶のための飲み薬（経口中絶薬）が承認され、11月には妊娠を防ぐ緊急避妊薬（アフターピル）の一部の薬局での試験販売が始まりました。この二つの薬について、またこれらの薬を使う前に女性自身ができることについて、産婦人科医の高尾美穂さんに聞きました。 どちらが大事？ 簡便さとケアの質の高さ 経口中絶薬と緊急避妊薬。この二つの言葉は全然違うものを指しているのですが、混同されていることも多いように感じます。どちらも漢字5文字で、最後に「薬」という字があり、妊娠に関連して女性が使うお薬だからかもしれません。経口中絶薬は、妊娠した後に服用し妊娠を終わらせるのに対し、緊急避妊薬は性交渉後に服用し、妊娠しないようにするお薬です