人間ドキュメント・季節の人たち：／２０６ 批判噴出の「野党第１党トップ」の肉声＝森健 | 毎日新聞

記者会見する立憲民主党の泉健太代表＝衆院第2議員会館で2023年7月28日午前10時52分、竹内幹撮影 ＜新・季節の人たち＞ 最新の世論調査で岸田文雄内閣の支持率は過去最低に下落。解散は遠のいているという見方もあるが、野党側も準備ができているとは言いがたい状態だ。 その野党でとりわけ方向性が見えないとして批判を浴びているのが、立憲民主党の泉健太代表だ。 統一地方選後の今年五月、泉氏は次期衆院選で百五十議席を獲得できなければ代表を辞任すると明言した。前回の獲得議席九十六議席に比して約一・五倍の目標。各方面からやや高いのではないかという感想が聞かれた。目標を掲げるのはよいとしても、その選挙戦として、立憲民主党がどういう姿勢なのか、具体的には、共産党や国民民主党など野党間での候補者調整をするのかどうか、その方針が出されていなかったからだ。 苛立(いらだ)ちは党内からも噴出した。六月、党重鎮の小沢

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野党でとりわけ方向性が見えないとして批判を浴びているのが、立憲民主党の泉健太代表