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無料オリジナル小説 ボラ魂2ー24|3億円詐欺られたweb漫画家・マーティー木下の部屋
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無料オリジナル小説 ボラ魂2ー24|3億円詐欺られたweb漫画家・マーティー木下の部屋
『真子』 ーーそう言って和也はいつもの挑発的な笑みを浮かべる。私はそれに対抗するように意地悪な笑顔... 『真子』 ーーそう言って和也はいつもの挑発的な笑みを浮かべる。私はそれに対抗するように意地悪な笑顔を返す。そして二人で仲良く喧嘩する。うん。いつもの光景だ。 『真子』 そう言い和也は私の横を歩く。私は不良にしか見えない横顔を見上げながら、黙っていればればイケメンなのに。そんな事を不意に考えて頬を赤らめる。 「真子」 ふと和也の声がおばさんのように聞こえた。いつも聞いていた声なのに。忘れるはずなんてないのに。でも、そんな事もあるかも知れない。だって私は、和也の事を思い出さないようにしているから。嫌な思い出として認識しているから。そう。全て忘れて、逃げようとしているのだ。 「真子」 だから私は彼の声さえ忘れようとしているのだろう。最低だ。私は最悪の事をしてしまった。だから彼に会う事なんて許されない。だから赦してもらうことなんて出来ない。だから、だから、 「真子ーー起きなさい真子っ!」 「はっ!