フィリピン人技能実習生2人失踪「不適切な処遇受けた」 監理団体は寝室改善に着手「人権侵害ではない」 枕崎かつお節工場（南日本新聞） - Yahoo!ニュース

鹿児島県枕崎市のかつお節工場で働いていた外国人技能実習生２人が、受け入れた監理団体から不適切な処遇を受けたと訴えている問題で、監理団体は報道機関に状況を説明する書面を発表した。運営する寮の寝室スペースが国の運用要領より狭い点を認めた上で、既に改善工事の計画に着手していると明らかにした。人権侵害との主張にはあらためて反論した。 【写真】実習生らの自転車が並ぶ寮の下＝６月２３日、枕崎市立神本町 監理団体は同市のかつお節業者らが設立した市水産物振興協同組合で、書面は松野下卓宏代表理事名義で２８日付。不適切処遇を訴え組合に賠償請求しているのは、昨年９月にフィリピンから来日し４月に失踪した２０代と３０代の女性実習生。 書面によると、組合の寝室スペースは「１人当たり４．５平方メートル以上」とする国の運用要領より狭い３平方メートルしかなかった。窓の大きさも十分ではなかった。「２０１７年の技能実習法施行前