放置された“廃墟ホテル” 建物の撤去と土地の明け渡しを命じる 強制執行へ 北海道・層雲峡（STVニュース北海道） - Yahoo!ニュース

北海道上川町の層雲峡に、廃虚化したホテルが放置されている問題をめぐり、国がホテルの所有会社に建物の撤去などを求めた裁判で、旭川地裁は国の請求を認める判決を言い渡しました。 上川町層雲峡の国有地にある「ホテル層雲」は、経営難により２０１１年に営業を終了し、廃虚化した状態で放置されています。 訴状によりますと、国はホテルを所有する２つの会社に対し、国有地の使用許可を更新せず、土地を不法占拠しているとして、建物の撤去と土地の明け渡しを求めています。 きょうの判決で旭川地裁は、被告の２社が裁判に出廷せず、反論をしなかったことから、国の請求を認める判決を言い渡しました。 ２社は事業の実態がなく、国は判決を踏まえて裁判所に強制執行を申し立て、今年度中に建物の解体を始める見通しです。