昨年の衆院選は「違憲状態」 高松高裁、無効請求は棄却 ｜ 共同通信

「1票の格差」が最大2.08倍だった昨年10月の衆院選は憲法が求める投票価値の平等に反するとして、弁護士グループが四国4県の11選挙区の選挙無効を求めた訴訟で高松高裁は1日、違憲状態と判断した。無効請求は棄却した。全国14の高裁・高裁支部に起こされた訴訟で最初の判決。 神山隆一裁判長は「最大格差が2倍以上になると、到底看過できない程度の投票価値の著しい不平等状態にあると解される」と指摘。昨年の選挙では29選挙区で格差が2倍を超えたとして「違憲状態にあったと認めるのが相当」とした。 被告の選挙管理委員会側は「今後も選挙の適正な管理執行に努めたい」とした。

[kiku72]

“次期衆院選で小選挙区の定数を「10増10減」する選挙区割りの議論に影響しそうだ。最高裁が統一判断を示す見通し。”