現代気候変動入門：気候変動に対するベーシックな教科書｜1dgw

原著では３版を重ねるこの本は、２０２２年に出版され、２０２３年に翻訳された。気候変動は本当に起こっているのだろうか、ということに関して、複数のモデルと統計データを用いて実証する。 実際夏が暑くなっているのは、日本のどこに住んでいる人も実感できることだろう。ただ気候変動が実際に起っているかは異論もある、という人もいる。そこについて、複数のデータやモデルが一つの方向を示しており、対応策がどのようになるかを示したのが本書になる。 また、この本は気候変動に対して科学の方法でアプローチするとはどういうことか、そしてなぜ、異論が生まれるのか、異論を持つ人々はどのような戦略に頼っているかまで記載している点が異例と言える。 結論から言ってしまえば、気候変動は実際に起きている。そして、暖かくなるからかえって農作物の収量は増えて豊かになる、という程単純なことではないことも推測できる。 特に見るべきは気候変化に

[wuzuki]

あいだがわさんおすすめの気候変動本。この紹介記事、端的にまとまっていていいね。難しそうだけど読んでみたい。