80年代音楽 DTM以前 その２ 〜カセットMTRによる宅録について｜GEN-DO

前回はカセットウォークマン2台を使った、原始的な多重録音の方法について書いた。その後の私の機材のステップアップとしては、すぐにはMTR（マルチトラックレコーダー）には手を出さずに、先にMSXコンピューターやリズムマシーンを手に入れた。複数の演奏パートを一発録音できるMIDIの打ち込みの方が斬新に思えたからだ。 しばらくは、MSXコンピューターによる打ち込みとカセットウォークマンの2台もよる原始的なオーバーダビングを併用していたのだが、ある日、それは高校卒業式前後の長い春休みの頃だっただろうか。私と同じ美術部の友人が、4トラックのカセットMTRとギターやエフェクターを持ってウチにやってきたのだ。各社からリーズナブルなカセットMTRが続々と発売された時期だったと思う。 オリジナル曲を作ったからレコーディングをしたい。手伝って欲しいと言う。 この時に友人が持ってきた機種が、TASCAMだったのか

[torinikudaigaku]

カセットMTRの記事を読んで思いでにふけるなどをした