能登に行った話｜遠藤 結万 | Yuma Endo

先月。石川県、能登半島の輪島市、町野町（町野地区）にいた。3月に珠洲市の狼煙地区に泊りがけで行って以来の災害（水害）ボランティアだ。 前日に飛行機で小松につき、そこから金沢にバス移動、前泊する。新幹線で行っても数時間。そして、翌日は朝6時に駅のバスターミナルに集合し、そこから2時間半ほどかけて輪島に向かう。 職員も時間がなく名簿の管理ができていない。「とりあえず、町野に行ってよ」そう言われ、町野町行のバスに乗り込む。40人ほどのボランティアが狭い車内で座っている。隣は大柄な男性だ。農業か漁業の方だろう、と推測する。 未経験の方は意外に思われるかもしれないが、ボランティアの主力は都会の意識の高い大学生ではなく、地域の中高年の方々である事が多い。 農業や漁業に従事されている方は、繁忙期でない時間を利用し、私の3倍ほどの生産性で迅速にゴミを運び出したり、軽トラに瓦礫を乗せたり、泥を掻き出したりす

[tekitou-manga]

“農業や漁業に従事されている方は、繁忙期でない時間を利用し、私の3倍ほどの生産性で迅速にゴミを運び出したり、軽トラに瓦礫を乗せたり、泥を掻き出したりする。スーパースター”