「酒豪→酒屋購入→引退→中日加入→断酒」“伝説の投手”ドン・ニューカムを知っていますか？ サイ・ヤング賞初代受賞者の奇妙な人生（藤島大）

やはり、その道を極めし超一流投手のキャラクターは、一筋縄ではいかないのか。歴代サイ・ヤング賞受賞者には“クセがスゴすぎる”、愛すべき変わり者たちがいた。 現在発売中のNumber1076号掲載の［50年前の偉人たち］「昔から超一流はなんか変」より内容を一部抜粋してお届けします。【記事全文は「NumberPREMIER」にてお読みいただけます】 ◆◆◆ 歴代最多通算511勝の投手の名を冠する「サイ・ヤング賞」は1956年に定められた。全米野球記者協会会員の投票によりMLBのシーズン最優秀投手に与えられる。27勝7敗の初代受賞者はのちに日本のドラゴンズの一塁手兼外野手として上々ではないがひどくもない打率を残した。 なんか変だ。でも事実である。 ドン・ニューカム。ブルックリン・ドジャースの強靭な右腕だった。 この人、アルコールを過剰に嗜んだ。 1977年のワシントン・ポスト紙のストーリーに本人の