j5sids

（エマージェンシー・ナーシング Vol.12 (3) : 4, 1999 ＜連載「家族」より＞） 津秋さんの「エマージェンシー・ナーシング」へのご投稿につきましては、以下のペ－ジにも収載されています。ご協力をいただきました津秋さんならびに編集室に深謝申し上げます。（ウェブ担当者）。 悲嘆の中の至福～体験から（Vol.12 (7): 650, 1999） 引導を渡したおばあちゃん（Vol.13 (1) : 60, 2000） 消防署からのホットラインが鳴ったのは、救急外来が ようやく静けさを取り戻した深夜3時すぎだった。 「12歳女性、現 在CPR実施中」 「12歳ですか？」私は思わず問い返した。 「はい。12歳、中学1年生です」 年間100人近いCPA患者に対応す る私たちでも、小児はとくに辛い。受け入れ準備をしながら私たちは、両親の嘆きを 想像して暗澹たる気持ちになっていた。さらに、私自

[akiramaz]

“その時父親は あらたまった様子で「看護婦さん、この子の息が止まった時、私が何かしていれば助 かったのでしょうか」と聞いた。私は一瞬動揺したが「いいえ。お父様は十分なさいました。”

[arajin]

“「いいえ。お父様は十分なさい ました。動転して救急車を呼ぶ電話番号すら思い出せないご家族もいらっしゃいます から」と答えた。呼吸停止直後からCPRしていたら救命できていたかもしれない。私 はうそをついた。”