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『永遠の0』岡田准一は「薄給」使い捨てだった
日本軍の給与にみる、今なお続くニッポン学歴主義 ベストセラー百田尚樹氏の『永遠の0』を読みながら、... 日本軍の給与にみる、今なお続くニッポン学歴主義 ベストセラー百田尚樹氏の『永遠の0』を読みながら、私が気になったのは給与だ。「主人公の宮部久蔵は現場叩き上げの人間であり、高い給与をもらっていなかった気がするが、果たしていくらだったのだろうか?」(編集部注:本作は映画化され、主人公・宮部を俳優・タレントの岡田准一が演じている)。 疑問を抱いていた時に手に入ったのが『名古屋陸軍造兵工廠史 陸軍航空工廠史』(名古屋陸軍造兵工廠記念碑建立委員会発行)という本だ。 パラパラめくっていていくと「軍人給与」(昭和20年)という項が目に入った。 軍人の給与は、「月額俸給」(基本給のようなもの)のほかに「戦地増俸月額」(満州・朝鮮・台湾など地域ごとに決定)「出戦手当」「死亡賜金」が出ていたようだ。 本を読み終えた私の感想は、60年以上も前の軍人給与の仕組みは、現代もそのまま続いているのではないか、ということ
2014/05/08 リンク