「山笠と仕事の両立」に悩む博多男の純情 気楽に挨拶できる土壌をつなぎたい

全国の夏祭りの中でも深い歴史と勇壮さで知られる「博多祇園山笠」。今年は国連教育科学文化機関（ユネスコ）の無形文化遺産に登録されたことでも注目されたが、その山笠を長年支えてきた企業のひとつに、辛子明太子の「ふくや」がある。創業者が特許を取らず、誰でも商品化できるようにしたため、辛子明太子は博多名物となった。「地域あってこそ」というその精神は、祭りとともに今も生きている。「ふくや」で働く人々を通して、企業と祭り、地域の“支え合い”を考えた。3回連載の第2回。 ▼第1回：山のぼせ「ふくや」物語（1）博多の老舗が"山笠コネ入社"を続ける理由 http://president.jp/articles/-/22822 ※当記事はqBiz 西日本新聞経済電子版の提供記事です 「櫛田入り」に憧れた同級生 「あいつががんばりようけん、オレも負けられん。そんな気持ちはあります」 恵比須流（ながれ）の赤手拭（あ