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小田急線刺傷事件、痴漢、セクハラ問題…なぜ「男だって大変」説が支持されるのか セクハラも女性活躍も男性の問題
社会の深層を鋭い視線で見つめ、問題提起をしている武田砂鉄さん。7月に発売された『マチズモを削り取れ... 社会の深層を鋭い視線で見つめ、問題提起をしている武田砂鉄さん。7月に発売された『マチズモを削り取れ』では、日本社会にしぶとくはこびる「マチズモ=男性優位主義」について考察し、注目を集めています――。 「男だって大変」が隠してしまう問題の本質 ——『マチズモを削り取れ』では、痴漢など、女性が公共空間でさまざまな実害にあっていることから日本型組織に残る根本的な女性差別の構造までを解き明かしています。男性である武田さんがここまで深く女性の問題を書こうと思ったのは、なぜですか。 【武田砂鉄さん(以下、武田)】これまで、ライターとして様々な問題を考察してきて、日本社会に残る男性優位の構図に行き着くことが数多くありました。年配の男性たちの考えで物事が強引に決められてしまうのを見て、いつまでこれが繰り返されるのだろうと。なので、“女性の問題”ではなく“男性の問題”です。今回の本では、マクロよりミクロの視
2021/09/16 リンク