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がん患者はみんな「おなかの筋肉」がペラペラだった…消化器外科医が「筋肉ががんを防ぐ」と考える理由 疫学的調査でも「筋肉とがん予防の相関性」が判明
がん患者の多くは腹筋が薄かった 外科医として二十数年間に2000人以上の大腸がん手術に携わってきました... がん患者の多くは腹筋が薄かった 外科医として二十数年間に2000人以上の大腸がん手術に携わってきましたが、その時いつも思っていたことがありました。それは、「この人も、おなかの筋肉がペラペラだな」ということです。性別や年齢にかかわらず、がんで手術をする人の腹筋は筋肉も筋膜も薄く、簡単に切ることができたのです。 これは、外傷などで腹部の手術をするときに開腹する場合とは明らかに違っていました。しかしそのことに意味があると気が付いたのは最近のことです。ここ20年で疫学的調査が続々と発表され、「筋肉とがん予防との相関性」について符合したのです。 がん予防には「筋肉量」が重要 現在、日本人の2人に1人ががんになると試算されています。そして、日本人の死因の第1位はがんです。がんによる死亡数は増加の一途をたどり、30年間で2倍に増加し、年間33万人以上ががんで亡くなっています。 部位別の罹患りかん数では、
2023/01/07 リンク