【ハカセとＮＡＲＩのときめくアート第45回】「日本、美のるつぼー異文化交流の軌跡ー」京都国立博物館で6月15日まで 日本美術の創造の秘密に迫る

今回、ハカセとＮＡＲＩの２人がやって来たのは、京都国立博物館で6月15日まで開催中の大阪・関西万博開催記念特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」です。 交流をテーマに日本美術の歴史を振り返る展覧会で、国宝・俵屋宗達筆《風神雷神図屏風》をはじめとする国宝19件、重要文化財53件を含む200件もの名品が大集結しています。さあ、日本美術の創造の秘密を探りに、いざ展示室へ！ 古来、日本では海外の文化がもたらされ、その影響を受けながら独自の美術が発展してきました。展覧会タイトルの「日本、美のるつぼ」とは、古今東西の文化が日本という「るつぼ」の中で混ざり合い、新たな美術が創造されたことから付けられたものなのです。 葛飾北斎《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》は、浮世絵と言えばこの作品！ というくらい有名な作品です。しかし、幕末・明治期の日本では浮世絵の芸術としての評価は高くなく、数多くの作品が海外に