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自由浮遊惑星の衛星にも生命? 16億年間に渡って穏やかな環境が存在する可能性も
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自由浮遊惑星の衛星にも生命? 16億年間に渡って穏やかな環境が存在する可能性も
通常の文脈で “惑星” という単語が出た場合、それは恒星など何らかの天体の周りを公転する天体を指しま... 通常の文脈で “惑星” という単語が出た場合、それは恒星など何らかの天体の周りを公転する天体を指します。しかし、宇宙にはどの天体の周りも公転せず、単独で宇宙空間をさまよっている惑星も見つかっています。これを「自由浮遊惑星」 (※) と呼びます。 ※…Free-Floating Planet (FFP) 、Rogue Planet。浮遊惑星、はぐれ惑星とも。 自由浮遊惑星は恒星からエネルギーを受けていないので、崩壊熱をもたらす放射性元素が豊富に含まれているなど何らかの条件が整っていない限り、その表面は冷え切っているはずです。私たちが知る限り、生命には液体の水が必須であるため、このような天体には生命が存在するとは思えません。しかし、自由浮遊惑星の “衛星” では話が変わってきます。 惑星の周りを回る衛星は、惑星に近い側と遠い側で、わずかながらも異なる強さの重力を受けます。衛星の公転軌道が楕円形