Wikipediaの「カラヤン」情報に見る日本の情報空間 - 横浜逍遙亭

あまり頻繁に使うわけでもないWikipediaだが、ブログで取り上げるに当たり、基礎情報を調べようと「カラヤン」を検索してみた。インターネットにまつわる日本語と英語との情報ギャップについては梅田望夫さんが繰り返し注意を喚起しているところだが、カラヤンというグローバルなトピックに関して日本のWikipediaが何を掲載しているのかには興味が湧いた。続いて英独の情報にもアプローチしてみた。 見比べてみると、基本的に日本語の情報は英語のWikipediaを下敷きにし、そこに日本ならではの改変を加えるというスタイルで記述が成立している様子である。また、英語の情報はドイツ語のページと情報を共有している感が強い。 日本語の情報には特徴がある。トリビア的な情報付加が行われているわりに、幹となる情報が英独のページに比べるとたいへん弱い。相互に対応する項目である日本語の「生涯」と英語の「Biography」

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結論が正しいのかどうかは私にはワカラナイが、本気で比較をしたいなら、記事だけでなく元ネタも、英独日それぞれのものを用意しないとダメでしょ？　カラヤンの記事だけで英独日比較やっても他の要因ノイズが多すぎ

[manbennaku]

つべこべ言ってないで書き直せばいいのに / 英語は信頼できる情報がそれなりに集まってるから、書く人もそれなりに集まってるっていうことなのかなあ

[laislanopira]

おそらく日本語版の執筆者の読んだものが、その程度のものだったということであろう

[mahal]

新人物往来社くらいで収まってるならまだマシな方かも知れませぬ＞id:shig-i氏

[shig-i]

日本史系だと山川出版社、吉川弘文館というより新人物往来社　/　id:mahal たしかに。史料を見ずに小説か言い伝えを参照したんじゃないかというのもありますからね。ごめんなさい＞新人物往来社

[biaslook]

　メディアリテラシー

[shigeo2]

「日本のカラヤンサイトは週刊現代かよくて週刊朝日、つまり大衆ジャーナリズムにかなり近い雰囲気がある。」

[kskmeuk]

もうさ、日本のwikipedia 全部、語り部やる夫にしようぜ...w / その前に、やる夫で学ぶWikipedia の書き方 とか誰か...

[pitworks]

Wikipediaにみる文化比較について

[odasige]

Wikipediaだけの問題だろうか？海外の物事を紹介する多くの文献は日本人向けたらんとするため、ニュアンスやディティールが歪んだり抜け落ちたりしがちな気がする。それでも日本国内なら問題ないけど。

[jjgg8823]

wikipedia同士で比較しているのは正しいと思う。日本wkipediaはアニメとマンガの項だけは詳しいからなあ～wwwカラヤンとか、もっとメインカルチャーな人がwikpediaに積極的に書き込むといいんじゃないかな??

[sett-4]

日本語のページには、週刊誌的言辞が並んでいる。大衆がそう信じていた、メディアがそんな風に書いていたというコンテクストが、Wikipediaにもかなり影響を及ぼしている。日本語だけ見ていると、カラヤンは同じ顔かたちをし、同じ音楽を響かせながら、英独版で読むのとは微妙に異なる人格の人物に見えてしまう。

[lvlf]

ちょっと高尚なニコニコ大百科、たまに専門家が降臨するから面白いよね、みたいな。

[karpa]

通りすがり氏のコメントに吹いた。日本語版のウィキペディアンの典型的口吻!

[ilien]

各国で評価が違うんだったらそれが反映されてもよいような。またKarajanの各国版の比較ではなくドイツ人のドイツ語項目と日本人の日本語項目を比較すべきではないか。

[noitseuq]

ふと思ったけど専門外ならともかくWikipediaを引用したりする専門家がいるのは結局自称でしかないんだろうか。／やっぱりこれがあるから困りものですid:Brittyさん。→http://b.hatena.ne.jp/entry/12101915

[nikupedia]

「日本語の情報には特徴がある。トリビア的な情報付加が行われているわりに、幹となる情報が英独のページに比べるとたいへん弱い」事典を意識して編集する人は少なく、便利なまとめサイト程度の認識で編集される傾向

[ya--mada]

ﾀｲﾄﾙ釣りがｳﾏｲ｡情報に限らず伝播という意味の一般化大衆化は特定の力に依る処が多いわけで､学問的な意味での一般化は難しいと思う｡せっかく掘り下げるなら､誰の仕業か他例も併せると芸として昇華できそう