超有名作『エアポートシリーズ』をいまさら観る - 狂い咲きシネマロード

狂い咲きシネマロード 哀しきリーマンの映画と漫画と愚痴など。映画も漫画も古い物やマイナーなものが好き。たまに最新映画。勝新信者、渡瀬恒彦ファン。 最近、『エアポートシリーズ』をまとめて観た。 『大空港』を第1作とする超有名なパニック映画シリーズだが、そもそもパニック映画自体にあまり興味がないのもあり、実は1本も観たことがなかった。 で、観てみると、確かに1作目は名作と言っていいと思う。 シリーズ後半の悪評だけは認識していたが、なるほど、綺麗な線形の右肩下がりだ。 『大空港』(1970) 大空港 [DVD] 第1作だが、結局はこれが一番出来が良かった。 前半1時間は延々と不倫メロドロマが展開されて「なんだかなあ」と観ていたが、ジャクリーン・ビセットが吹っ飛ばされてから急激に緊張感が上がる。 メリメリと裂けていく機体、酸欠で青白くなった乗客。 もし自分なら？と酸素マスクにすがりつく姿を想像して