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弁護士失墜の大元凶、ロースクール解体勧告
「弁護士を続けていくべきかどうか、正直悩んでいる。普通に家庭を築いて、安心して暮らせないとなると... 「弁護士を続けていくべきかどうか、正直悩んでいる。普通に家庭を築いて、安心して暮らせないとなると考えてしまう」 今年1月から都内で働き始めた20代の新人弁護士の男性は、こう本音を漏らす。男性には所属する法律事務所から給料が支払われることはない。逆に月数万円の経費を払って場所を借りるが仕事は自分で探す、いわゆる「ノキ弁」(軒先を借りる弁護士の意味)として働いている。 当初弁護士としての稼ぎはほとんどなく、主な収入源は司法試験予備校の答案添削だった。「事務所経費と家賃を払うと赤字。祖母から借金して何とかしのいだ」と振り返る。 今は原子力損害賠償紛争解決センターの調査官として安定収入を得ているが、「ずっと続く仕事ではない。弁護士になるまでにかかった800万円の借金を返すためにも、割のよい民事事件を増やしたい」という。 「士業」の最高峰にある弁護士の世界が今、大きく揺れている。若手を中心に、食えな
2013/09/10 リンク