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神戸への対抗心で巨大化、「姫路駅」の紆余曲折
今年4月、兵庫県姫路市は市制施行130周年を迎えた。 市制施行当時、姫路市の人口は約2万7000人。国内で... 今年4月、兵庫県姫路市は市制施行130周年を迎えた。 市制施行当時、姫路市の人口は約2万7000人。国内でもっとも人口が多かったのは東京市で約138万人。大阪市の約47万人、京都市の約27万人と続く。姫路市は、決して人口が多い都市ではなかった。 播磨の拠点都市として、姫路市が成長した理由のひとつは明治から平成にいたるまで市町村合併を繰り返した点にある。とくに、GHQ主導で進められたラモート合併は姫路市を巨大化させた。合併を繰り返したため、姫路は多様性を帯びた都市になっている。しかし、姫路市の歴史を振り返ると、多様性を拒み続けてきた時期も長い。 鉄道建設は順調でなかった 姫路が市制を施行する前年、山陽鉄道(現・JR山陽本線)が兵庫駅―明石駅間を開業。さらに、1カ月後には姫路駅まで線路を延伸した。この来歴を見ると、兵庫駅以西の鉄道建設がいたって順調のようにも見える。 しかし、実際は違う。 わが
2019/10/09 リンク