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自動車部品のNOK、「上顧客」はiPhone
独立系の自動車部品メーカーで、オイルシールでは世界シェア5割を握るNOKの業績が好調だ。同社は10月21... 独立系の自動車部品メーカーで、オイルシールでは世界シェア5割を握るNOKの業績が好調だ。同社は10月21日に業績の上方修正を発表し、2015年9月中間期の営業利益が前年同期の約3倍の258億円になる見通しだ。期初の会社計画171億円に対して5割上振れたことになる。 自動車用シールも順調だが、今回、業績を大きく押し上げたのは、もう一つの主力事業である電子機器部品。具体的には、子会社である日本メクトロンが主に手掛けるフレキシブルサーキット(FPC)だ。FPCは薄くて柔軟性のある回路基板で、携帯電話やパソコン、デジタルカメラなどさまざまな小型のデジタル機器に採用されており、同社は世界シェアトップ。このFPCが、主な取引先であるアップル向けに大きく伸びたのだ。 スマートフォン効果を満喫 今第1四半期(4~6月)の決算短信にはスマートフォン向け需要の増加で電子機器部品の販売が拡大したことが記されてい