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妖精に扮す社長が売る「国産きくらげ」の希少価値
わりと頻繁に食べているにもかかわらず、これまで意識したことがなかった食材がある。それがきくらげだ... わりと頻繁に食べているにもかかわらず、これまで意識したことがなかった食材がある。それがきくらげだ。そう、中華飯に入っている黒いアレだ。きくらげそのものに味や香りはほとんどなく、あるのは食感だけ。ゆえに好きでもなければ嫌いでもないという人も多いだろう。 箸を持つ手が止まらない「きくらげラー油」 ところが、きくらげに対する概念が筆者の中でガラリと変わった出来事があった。それは昨年11月、取材で訪れた愛知県東三河エリアのアンテナショップ「豊穣屋」で「きくらげラー油」なる瓶詰めを購入したのがきっかけだった。 愛知県豊川市で栽培されているきくらげを使ったラー油仕立ての佃煮だ。炊きたてのご飯はいうまでもなく、ラーメン、とくに担々麺にのせると箸が止まらなくなるほどうまかった。特筆すべきはプルンとした食感。筆者がこれまで食べていたきくらげとはまったくの別物だったのだ。
2024/04/09 リンク