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「カツカツではあるが、10億円の利益をなんとか確保していきたい」 5月1日、住友化学傘下の製薬会社、住... 「カツカツではあるが、10億円の利益をなんとか確保していきたい」 5月1日、住友化学傘下の製薬会社、住友ファーマは前2024年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を下方修正したことを踏まえ、急きょオンライン会見を開いた。 2024年3月期決算の発表は5月15日に予定されており、通常であれば下方修正のタイミングで会見を開くことは珍しい。しかし住友ファーマにとっては、今後の方針を対外的に説明しなければならない、のっぴきならない事情があった。 2期連続の最終赤字によって資金繰りが逼迫しているうえ、親会社である住友化学にとっても、過去最悪の赤字決算を招いた元凶となっているからだ(詳細は財界総理輩出の名門・住友化学が陥った"2重苦"、ヒット薬が97%減、住友化学子会社が陥った窮地)。 最終赤字は3000億円超に拡大 会見では、下方修正の理由と併せて、今2025年3月期の見通しに関する説明が行われた。