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逆風下の中国で増勢、ブリヂストンの「武器」
中国・湖北省の省都、武漢市。5月、トラック向け大型タイヤを扱うある販売店が、ブリヂストンの専売店... 中国・湖北省の省都、武漢市。5月、トラック向け大型タイヤを扱うある販売店が、ブリヂストンの専売店(ファミリーチャネル)に生まれ変わった。店長は「改装前は平均で月20本ぐらいの販売だったが、今は150本近い」と胸を張る。 2010年に米国を抜き、世界最大の自動車大国に育った中国。当然、タイヤ市場も急成長してきた。が、景気減退の影響を受け、昨秋からタイヤ販売に陰りが出ている。特に物流用途が多いトラックタイヤの市場は前年割れの状況にある。 その逆風下、ブリヂストンが中国で存在感を高めている。トラックの需要が大きい湖北省を含めた華中地域では、今年1~5月の販売数量を前年同期比で約15%増やした。 中国のトラックタイヤ市場は、「700以上のブランドがあり、現地メーカーの数は把握できないほど多い」(ブリヂストン中国)。急な空気漏れを起こしやすいチューブタイヤが中心で、粗悪品も多い。当然、ブリヂストン製