Jun Otsuka on Twitter: "周回遅れの「学問は役に立つべきか」論争、人文思想系にとっての問題は、一般に思われているようにそれが役に立たないことではなく、むしろ「役に立ちすぎてしまう」ということだと思うのよな。思想は場合によっては社会の価値や行動を（即効性はなくとも）大きく変えてしまう力があるので。"

周回遅れの「学問は役に立つべきか」論争、人文思想系にとっての問題は、一般に思われているようにそれが役に立たないことではなく、むしろ「役に立ちすぎてしまう」ということだと思うのよな。思想は場合によっては社会の価値や行動を（即効性はなくとも）大きく変えてしまう力があるので。

[Domino-R]

つか役立つから大学には自治が必要って順序なわけで。人文社会学界隈はどの国でも政府批判の中枢なので国が煙たがるのは当然だけど、本質的には大学の独立性自体が「国の役に立たない」原因で、それは良い事。

[segawashin]

これはホントそう。門外漢だけど、文化人類学とか民俗学あたりって本邦の戦時体制に協力してなかったんかな？と調べてみたらバッチリナショナリズムに取り込まれてたりしたもんね。大変「役に立ってしまった」例。

[haruhiwai18]

"実際、スペンサーは当時の優生学的な福祉パターナリズム、ニーチェ＆ハイデガーはナチズム、西田らの京都学派は大日本帝国海軍に「役立って」しまった過去があるわけで"　→文学の世界とかも大体そんな感じ

[quick_past]

じゃあ彼らのいう「有用な学問」って、なんだろうな？とふと思う。それらの学問だって哲学や他の人文系の下地の上になりたっていると言うのに

[toraba]

ケインズ「どのような知的影響とも無縁であると自ら信じている実際家たちも、過去のある経済学者の奴隷であるのが普通である。」

[mazmot]

「利用された」と「役に立った」は微妙にちがうような気もする。

[wkatu]

『スペンサーは当時の優生学的な福祉パターナリズム、ニーチェ＆ハイデガーはナチズム、西田らの京都学派は大日本帝国海軍に「役立って」しまった』