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業務システムとマイクロサービス(1) - 設計者の発言
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業務システムとマイクロサービス(1) - 設計者の発言
マイクロサービス・アーキテクチャ(MSA)は、モダンなソフトウエアのあり方を考える際に欠かせない考え方... マイクロサービス・アーキテクチャ(MSA)は、モダンなソフトウエアのあり方を考える際に欠かせない考え方だ。複雑で巨大なソフトウエアを扱いやすいモジュールに分割することで、独立したチームに開発や運用・保守をまかせられるようになる。モジュール間の通信はシンプルなAPIを用いてなされ、それらの仕様さえ理解しておけばモジュール間連係をスマートに実現できる。経済産業省が2018年に発表した「DXレポート~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」でも好意的に紹介されていた。 しかし、業務システム開発でMSAを適用する際には注意が要る。業務システムを1個のサービスとみなして、他システムに対するインタフェースを与えることになんら問題はないし意義深い。しかし、業務システムを構成する個々のブロック(サブシステム)を機械的にマイクロサービスの単位とみなすべきではない。更新制御に関する問題を生