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オクラスープとフフ 迫害相次ぐカメルーンから - 安田菜津紀|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト
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オクラスープとフフ 迫害相次ぐカメルーンから - 安田菜津紀|WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト
コトコトと鍋の中から軽快なリズムが響き始めると、部屋の中にトマトのみずみずしさとガーリックの香ば... コトコトと鍋の中から軽快なリズムが響き始めると、部屋の中にトマトのみずみずしさとガーリックの香ばしさが混ざった、いかにも食欲をそそる匂いがいっぱいに広がっていった。きめ細やかに刻んだオクラがスープにとろみを与え、まろやかな仕上がりになっているのが見て取れる。「オクラスープは栄養価も高いし、もっと具を細かくして赤ちゃんに食べさせることもあるのよ」。そう語るのはチェングワさん(仮名・30代)、母国カメルーンでの迫害を逃れ、昨年秋、来日した。 伝統的な主食の一つ「フフ」 スープが焦げ付かないようにと鍋に注意深く目を配りながら火を弱めると、今度はセモリナ粉とお湯を混ぜ、めん棒で練り始めた。独特の粘り気をものともしない慣れた手つきは、家庭で幾度も同じ作業をこなしてきたことを思わせる。混ぜていたものにまとまりが出てくると、それを片手に収まるほどの大きさにちぎり取り、黄色いお餅のようにお皿に並べてくれた