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「犯された女の子供たち」 メキシコ麻薬カルテルが残虐な理由
記者・作家。北海道大学工学部卒。1989年より毎日新聞記者。ヨハネスブルク、メキシコ市、ローマなどに... 記者・作家。北海道大学工学部卒。1989年より毎日新聞記者。ヨハネスブルク、メキシコ市、ローマなどに駐在。2005年、『絵はがきにされた少年』(集英社)で開高健ノンフィクション賞受賞。近著に『ぶらっとヒマラヤ』(毎日新聞出版)。 「メキシコって残酷じゃないですか殺し方が。バラバラにしたり、顔の皮をむいたり。あそこまでやられちゃうと残酷とか、怖いを超して、笑うところまでいっちゃうっていうか……。冗談みたいなこと、するっていうのか、遺体に対して。人の命、安いなあ、やすー、いやいや本当」 先日会った40代の女性作家が雑談でこんな話をしていた。年明け、メキシコのニュースが世界を騒がしたせいもあるだろう。 仲間にトンネルを掘らせて脱獄した麻薬王が再び逮捕された事件があった。逃亡中に米国の俳優ショーン・ペンがこの麻薬王にインタビューしていたことで、ニュース価値は高まった。また1月2日には、麻薬カルテル
2019/04/26 リンク