成田悠輔と愛すべき非生産性の世界【棋士・羽生善治】 | with digital（講談社）

世界を駆動するのは、論理や経済ではない。データやアルゴリズムを駆使して人間と向き合ってきた成田悠輔は、今は“非生産的”と言われる分野にこそ人間の本質的な欲求が現れると考えている。それを検証する旅として始まった本企画、今回は将棋棋士の羽生善治をゲストに招いた対談が行なわれた。 将棋は人間にもっとも長く親しまれてきたゲームのひとつで、ルーツを遡ると紀元前2000年頃の古代インドに辿り着くと言われている。将棋AIが人間を上回るパフォーマンスを発揮するようになったことで、今後はどんな歴史を積み重ねていくのか？ 明晰な頭脳と冷静な語り口だけでなく、ルックスもどこか似ている２人が見解を語る。 何世紀も残るゲームの共通項は”結論が出ない”こと 羽生:ここ数年、成田さんは幅広いメディアで活躍されていますよね。まさに彗星のごとく現れた存在。こんなに多方面で注目を集める学者さんはなかなかいませんよね。 成田：

[yarumato]

“皆が忙しいコンテンツ過剰時代には将棋を小さくする時短化もあり？　どうぶつしょうぎ(2008)は盤面狭く、駒の動きも簡略化、決着まで通常の4分の1。だがAIが確実に勝てる法則を導出した。しなくてもよかったのに…”

[BigHopeClasic]

“羽生:成田さんはまさに彗星のごとく現れた存在。 成田：そろそろ彗星のように散ると思いますが……。 羽生：そんなこと言わずに、何度でも戻ってきてください（笑）”

[kurage_lizard]

羽生さんってくっそ忙しいのにカメラ向けられたらいつもニコニコなのほんと素敵。若い頃からスターだったからかなぁ。藤井竜王名人もいずれカメラ慣れしてくるのかな…？