米、マレーシア不正疑惑で提訴 1000億円超の資産差し押さえ要求

マレーシアの行政首都プトラジャヤの首相府で会見するナジブ・ラザク首相（2016年6月27日撮影、資料写真）。(c)AFP/MANAN VATSYAYANA 【7月21日 AFP】米司法省は20日、マレーシアの政府系ファンド「ワン・マレーシア・デベロップメント（1MDB）」の不正疑惑に絡み、ファンド関連の資産10億ドル（約1070億円）以上の差し押さえを求めて訴訟を起こした。1MDBを設立したナジブ・ラザク（Najib Razak）首相にとって打撃となりそうだ。 カリフォルニア（California）州の裁判所に提出された文書によると、差し押さえの対象には映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート（The Wolf of Wall Street）』の関連権利の他に、ビバリーヒルズ（Beverly Hills）の高級不動産、ニューヨーク（New York）のタイム・ワーナー・センター（Time W