北京市、万里の長城の「応急補修」進める 年内10件実施へ

北京市密雲区にある明代に建設された万里の長城。望楼では作業員が測量や文化財の損傷分析を行っている（2018年8月22日撮影、資料写真）。(c)Xinhua News 【5月3日 Xinhua News】中国北京市文物局はこのほど、万里の長城の「応急補修」を加速させ、さらに保護するため、同市が市内各区の長城に存在する危険の状況に基づき、今後5年間の長城応急補修作業計画を策定したと明らかにした。今年は市内全域で10件の応急補強事業を実施する。 市内の全長520.77キロに達する長城は、保存状態が良く、造りが複雑で、文化的価値に富むといわれている。だが、長年の風雨と人為的原因により、多くの長城の一部は崩壊のリスクに直面しており、一刻も早く「応急補修」による処置が必要な状態にある。 北京市文物局の舒小峰（Shu Xiaofeng）局長によると、市は今後、小型無人機やセンサーなどの科学技術を長城の保

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