イラン、IAEAの査察受け入れで合意 疑惑の施設2か所

イラン・テヘランで国際原子力機関（IAEA）のラファエル・グロッシ事務局長と会談した同国のハッサン・ロウハニ大統領。イラン政府提供（2020年8月26日提供）。(c)AFP PHOTO / HO / IRANIAN PRESIDENCY 【8月27日 AFP】イランは26日、核開発関連の活動が行われたとの疑惑が持たれている施設2か所について、国連（UN）傘下の自治機関である国際原子力機関（IAEA）の査察要請に応じることで合意した。 IAEAのラファエル・グロッシ（Rafael Grossi）事務局長が同日までイランの首都テヘランを訪れていた。また合意発表の数時間前には、米国が求める対イラン制裁復活が国連によって阻止されている。 2015年の歴史的合意「JCPOA（包括的共同行動計画）」は、イランが制裁の緩和と引き換えに核開発の制限に応じる内容で、米国の制裁復活を目指す動きは合意の破綻を招