レバノン新首相に駐ドイツ大使、政治改革とIMFとの交渉約束

レバノンの新首相に指名され、記者会見するムスタファ・アディブ氏。首都ベイルート近郊の大統領府で（2020年8月31日撮影）。(c)JOSEPH EID / AFP 【8月31日 AFP】レバノンは31日、駐ドイツ大使のムスタファ・アディブ（Mustapha Adib）氏を新首相に指名した。首都ベイルートでの爆発事故が、すでに深刻だった経済危機と政治危機を悪化させており、厳しいかじ取りを迫られている。 ミシェル・アウン（Michel Aoun）大統領がテレビで指名を発表し、アディブ氏は大統領とナビ・ベリ（Nabih Berri）議会議長と面会するためにベイルート近郊の大統領府に到着した。 その後アディブ氏は、改革を進める内閣を早急に発足させ、国際的な財政支援を求めていくと表明。指名後のテレビ演説で、「記録的な速さで新内閣を発足し、改革の実行を直ちに開始する必要がある」「まず国際通貨基金（IM