東日本大震災の被災地を支援した中国人留学生や華僑たち

雨の中、地元住民の災害廃棄物処理を手伝う中国人留学生の龔雷さん（右）と呂学竜さん（2011年撮影、資料写真）。(c)Xinhua News 【3月14日 Xinhua News】日本でも指折りの漁港、観光地である宮城県北東部に位置する気仙沼市は10年前の3月11日、市内全域が高さ12メートルの津波に襲われた。死者1152人、行方不明は200人以上に上り、東日本大震災で被害が最も大きい地域の一つとなった。地震発生後、中国は同県などの被災地へ援助物資を提供し救助隊を派遣した。 宮城県女川町にある水産加工会社、佐藤水産の佐藤充専務（当時）は津波発生時、中国遼寧省（Liaoning）大連市（Dalian）から来た研修生20人を高台へ避難させたが、自らは津波の犠牲となった。 NPO法人日本雲南聯誼協会の理事長で華僑の丁恵蘭（Ding Huilan）さんは、女川町の被害とこの話を知って心を動かされ、震