減る博士課程進学 打開策は？ 長谷川眞理子さんに聞く：朝日新聞デジタル

【科学力】 日本の研究現場を支える博士課程の学生の数が減り続けている。日本の大学院は前期（修士課程）と後期（博士課程）に分かれるが、博士課程への進学者の低落傾向はこの十数年ほど続いている。その背景には、博士課程を修了してもすぐに無期雇用の正規ポストに就くのが難しく、多くが数年程度の任期付きのポストを渡り歩く生活を強いられるといった状況がある。 博士課程の学生の減少は、低落を続ける日本の研究力が今後も回復を望めない根拠にもなっている。博士課程の学生の現状をどうみるか。打開策はあるのか。総合研究大学院大学の長谷川眞理子学長に聞いた。 ――日本の大学で、博士課程に…

[mkusunok]

国際競争が知識社会のゲームになったにも関わらず、戦中・高度成長期の人事を変えられなかった旧来型の企業と、産業の新陳代謝を起こせなかった社会が陥った隘路に、学んだ人たちが突き落とされてしまった不幸だな

[skasuga]

長谷川さんも誤解している気がするが、90年台半ばの議論では、元々増やした博士が「企業に就職する」ということは想定されていなかった。

[samu_i]

博士100万人計画をやる以前の水準に戻したって話の気がする。このあいだの博士、無職だったりする人多いよ。みんな有期雇用になってしまってるし。

[ko2inte8cu]

そもそも、院生はそんなに必要ない。数が多いと過当競争で疲弊するだけ。

[vox_populi]

中央省庁は、学部卒丁稚を採用することをやめて、基本的に修士課程修了以上を採用するべきだ。これが実現すれば政治も社会も大きく変わる。

[edo04]

博士号を持っていないと本省の課長以上には原則なれないとかにしたらどうか。それも厳しく審査して。

[minamishinji]

超重要な指摘なのだけれど、大学（院）側の硬直感を変える必要もある。