漫画家の江口寿史さん、水俣初の観光大使に「歴史を未来への教訓に」：朝日新聞デジタル

熊本県水俣市が、同市出身で漫画家・イラストレーターの江口寿史さん（65）を観光大使に選んだ。全国の自治体が観光PRに力を入れる中、同市が「大使」を依頼するのは初めて。水俣病という重い歴史も抱える郷里について、江口さんは「今の魅力も伝えたい」と意気込みを語った。 江口さんは1977年に漫画家デビュー。「すすめ！！パイレーツ」や「ストップ！！ひばりくん！」で一躍有名になった。2008年度から市の観光ポスターのイラストを描き、昨年はイラストを使ったマンホールのふたもデザイン。最近では、地元で来年度に開催が見込まれる全日本SUP（スタンドアップパドルボード）選手権のPR用イラストを完成させた。 観光大使の委嘱状は、13日にエコパーク水俣であったみなまた花火大会の開会式で、高岡利治市長から手渡された。 江口さんは「長い間、水俣市って『観光』という言葉が言えなかったような空気があった」とあいさつ。「歴

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“ 江口さんは「長い間、水俣市って『観光』という言葉が言えなかったような空気があった…後世に伝えていくのと合わせて、水俣の現在のいいところもアピールしていっていい時期と思う」と語った。”