「俺たちのボスは誰だ？」 柳澤秀夫さんはNHKで何度も自問した：朝日新聞デジタル

やなぎさわ・ひでお 1953年、福島県会津若松市生まれ。早大卒業後の77年にNHKに入局し、横浜、沖縄放送局を経て外信部でカイロ支局長などを歴任。湾岸戦争などを取材した。18年に退局。現在は「大下容子ワイド！スクランブル」「サタデーステーション」などに出演中。 ――3年に一度のNHK会長人事で新会長が就任しました。今回に限らず、政治の声が反映されるとも耳にします ええ。放送法は経営委員会が会長人事を担うと定めているものの、どうしても実際には官邸の意向が反映されるのではないかとは感じています。NHKに関わりのあった者からすると、それが不文律というか常識になってしまっています。 ボスは会長でも、ましてや総理大臣でもない ――それはなぜでしょうか 公共放送であるNHKは、予算を国会に握られているという大前提があります。一にも二にも、全てが予算。予算を国会で通してもらわないと始まらない。それも、広

[y_as]

“俺たちのボスは会長ではないし、ましてや総理大臣でもない。その後ろにいる多くの国民こそが、NHK職員たちのボスなんです。” でも生殺与奪の権を握ってるのはその人らなので「配慮」せざるを得ないんでしょ？

[TakamoriTarou]

「経営委員を決めるのは……」「総理大臣ですよね。だから一時期の経営委員は、名前を見ただけでも「勘弁してくれよ……」という人たちが」はい。奥歯に物が挟まったような部分はタタあるが、きちんと提言している。

[vox_populi]

「――柳澤さんご自身が、権力や政治家から何らかの圧力を感じたことは？／私は一度もないんです。上の方にはあったのかもしれないけれど、解説委員長時代にもありませんでした」。直言を避けたからとしか思えない。

[kuroyagi-x]

故赤木俊夫氏の「僕の雇用主は国民なんです」を思い出した。「天を見て仕事をする」は公共セクターだけの話ではないと考えている。

[akutsu-koumi]

柳澤氏のような意識を有した人にこそNHKのボスになってほしい。せめて心の片隅にでもこの意識を置いておいてほしい。今のNHKは総理大臣をボスだと勘違いしているから報道内容も無惨なものだ。

[tekitou-manga]

でもNHK会長のボスは自民党という