ペーパーレス全庁に加速 静岡県、２２年度１０００万枚抑制｜あなたの静岡新聞

静岡県は、県庁のデジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）の一環で強化するペーパーレス化の取り組みで、２０２２年度に本庁内の印刷量を年間約１千万枚抑制した。２３年度は本庁以外の出先機関でも紙削減に向けた検討を始め、全庁挙げて加速させる。 静岡県は２１年度に策定した「ふじのくにＤＸ推進計画」で、ペーパーレス化を「ＤＸの一丁目一番地」と位置付け、行政の生産性向上や、場所に制限されない新たな働き方の前提になる紙削減に取り組む。電子申請の態勢整備や庁内の協議、決済のデジタル化などを通して、紙資料抑制と、データ移行による既存文書の削減の両輪で推進する。 県行政経営課によると、年間で最も印刷量が多い４月の実績で、１日当たりの印刷枚数は、２１年は約２９万３千枚に上った。同課は、１日分の紙を積み上げた場合、「厚さ０・１ミリ換算で約２９メートルに上り、５階建ての県庁本館の高さ約２７メートルを上回る」と表現し、

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"印刷枚数削減には、２４年度内の１００％実施を目指す電子決済の促進などが奏功したとみられる"