静岡大学生ら巻き込まれる 浜松・バイナリーオプション取引事件｜静岡新聞アットエス

為替相場の価格変動を予想する金融商品「バイナリーオプション（ＢＯ）」の取引業を無登録で営んだとして、金融商品取引法違反の疑いで浜松中央署などに逮捕された浜松市中区の会社役員（２６）ら男３人が、知人を勧誘するごとに紹介料を渡す方法で顧客を増やしていたことが１９日、同署への取材で分かった。 同署によると、容疑者らは、紹介料として５万～１５万円を渡すマルチまがい商法で５００人以上の顧客を集めていた。顧客のほとんどが静岡大の学生などの若者とみられる。 容疑者らは会員制交流サイト（ＳＮＳ）を通じて顧客を募っていた。顧客を対象に、人生設計などを考えるセミナーを定期的に開催し、為替相場の値動きに関する情報をＳＮＳで提供する契約金として顧客から４０万～９０万円を得ていた。消費者金融などから借金をして契約した学生もいたという。 同署によると、会社役員は組織の統括責任者。ほかに逮捕された会社役員の男（２４）＝