ブラジルが新型コロナ感染の中心地に、対応混乱で最悪期はこれからか

ブラジルが新型コロナ感染の中心地に、対応混乱で最悪期はこれからか Julia Leite、Mario Sergio Lima、Josue Leonel ブラジルが19日に発表した新型コロナウイルスの新たな感染者数と死者数は過去最多となり、世界の新たな感染の中心地となっていることが浮き彫りになった。だが、国内の対応の足並みはそろわず、最悪期はこれからとの懸念が高まっている。 感染拡大防止の取り組みを拒むボルソナロ大統領との対立のため、保健相２人が相次いで辞任し、現在は空席となっている。また、連邦政府は１万5000台の人工呼吸器を購入したが、物流の問題のため実際に配布されたのは約800台にすぎない。トランプ米大統領は19日、ブラジル人の米国への渡航禁止を検討していると述べた。 こうした状況下で、指導者が目の前の課題に対処できていないとの懸念が投資家の間で強まっている。同国の感染者数はここ数日間

[facebooook]

連邦政府は１万5000台の人工呼吸器を購入したが、物流の問題のため実際に配布されたのは約800台