金利高が米国株に与える影響、モルガンＳとＢｏｆＡで見解分かれる

金利がより高い水準により長くとどまる見通しでも株価が年初来の上昇幅をさらに拡大できるかどうかについて、ウォール街で最も著名な米国株ストラテジスト２人の意見は異なる。 揺るぎない株式弱気派であるモルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は、実質金利と株式リターンの負の相関が一段と強まっていると指摘。これは再び金利が株価パフォーマンスを決定する要因になったことを示すものだという。一方、バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）のサビタ・スブラマニアン氏は、金利が高止まりしても株価はなお上昇し得ると考えている。 ウィルソン氏は１日付の顧客向けリポートで「７月中旬以降、株式の性質が明らかに変わってきた」と分析。先月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合後に株価が下落したことについて、投資家は金利が「『より高くより長く』維持されるというシナリオに疑問を持ち始めている」ことを示唆していると主張した。 ウィル

[equilibrista]

“ＢｏｆＡのスブラマニアン氏は、金利が高止まりしても強気でいる理由があると見ている。資本コスト上昇で「弱小企業が一掃」されていると見受けられ、Ｓ＆Ｐ500種が「良い状態」になっている”